千葉県外科医会Chiba Surgeons Association

千葉県外科医会Chiba Surgeons Association

会長挨拶president

千葉県外科医会会長 
千葉大学 大学院医学研究院 先端応用外科 教授 
松原 久裕

 この度、伝統ある千葉県外科医会会長を宮崎勝前会長から引き継ぎ拝命致しました。常任幹事会、幹事会、総会にてお認め頂き、ありがとうございました。その責任の重さに改めて身の引き締まる思いを新たにしました。私は千葉大学を卒業後、旧第2外科・現先端応用外科に入局、2007年より教授を拝命しております。食道癌を中心に消化器外科の教育、診療、研究に従事して参りました。 
 現在、施設会員79施設、個人会員71名と千葉県内の多くの外科医が参加される本会は歴代の会長の下、見事に発展を遂げて参りました。一方で前回の日本外科学会理事会でも話題となりましたが新たに外科医を目指す専攻医は厳しい状況が続いております。千葉県は日本の縮図であり、東京都に近い都市部と人口減少、高齢化が進む地域が共存し、日本の縮図であり癌に関する統計などを見ても千葉県の値は日本の平均とほぼ同様の傾向を示します。外科医の状況も日本全国の状況とほぼ同様と考えられます。このような外科にとっては厳しい環境ではありますが、千葉県の外科がさらに発展するための方策について皆様と一緒に考えていきたいと思います。
 2024年は記念すべき第100回の千葉県外科医会を迎えます。若手が学会発表を学ぶために非常に適した学会であり、また県内の外科各施設間での情報共有をしながら診療のレベルアップ、新たな方向性の確認などにもたいへん良い組織になっていると思っております。今後、皆様とともに今まで以上にまとまって外科の魅力を若手医師・学生に発信し、さらに本会がより一層発展するよう尽力していきたいと考えております。今後ともご支援賜りますよう、御願い申し上げ、新会長就任の挨拶とさせていただきます。よろしく御願いいたします。