東千葉メディカルセンター
東千葉メディカルセンターは千葉大学大学院医学研究院総合医科学講座から派遣された文部教官が中心となって診療および研究を行う、東金市と九十九里町による地方独立行政法人であり、開業後10年が経ちました。
当センター設立の目的の一つは、外房地域の医療過疎に歯止めをかけ、高度医療を提供する基幹病院たる施設を運営することにあります。新研修医制度が発足して以来、この地域の医師数が激減しており、十分な医療体制をとることが困難になっています。そこで千葉大学と契約を交わし、大学から教職員を派遣してもらうという形式を取ることにより医師を確保し、病院を運営することとしました。これは私立医科大学の分院に近い運営形態でありますが、国立大学がこのような契約を行うことは全国で初めてであり、非常に注目されています。
東千葉メディカルセンターはICU、HCUを有する三次救急病院であり、外科病床は46床を有しております。消化器癌・胆嚢炎・ヘルニアなど広範囲に及ぶ疾患の外科治療を行っておりますが、特に肝胆膵領域の高難度手術や腹腔鏡を用いた低侵襲大腸手術に力を入れているとともに、緊急手術にもできる限り対応するように心がけております。
本年度からは中川に代わって久保木が外科部長を拝命いたしました。ますます発展していくように努力いたしますので、引き続き皆様のご指導、ご支援をよろしくお願いします。
東千葉メディカルセンター
外科部長 久保木 知