東千葉メディカルセンター
東千葉メディカルセンターは千葉大学大学院医学研究院総合医科学講座から派遣された文部教官が中心となって診療および研究を行う、東金市と九十九里町による地方独立行政法人であり、開業後10年以上が経ちました。
開業当時は消化器癌に対する定時手術症例が少なく、緊急手術を中心に行っておりましたが、開業後だんだんと消化器癌患者をご紹介頂けるようになり、現在は消化器癌の定時手術がかなり増加し、消化器癌手術を中心に手術を組めるようになってきました。最近は特に肝胆膵外科手術に力を入れており、今年は肝胆膵領域の高難度手術も50例近くに達しそうであり、進行した肝胆膵領域癌に対しても根治手術を目指した集学的治療を積極的に導入して治療成績の向上に努めて参ります。
また、当院は大腸癌に対しては腹腔鏡を用いた低侵襲手術に力を入れており、良好な成績を収めております。鼠径ヘルニアに対しても昨年よりTAPPを導入し、低侵襲手術を心掛けております。
当センターは千葉大学と連携して千葉大学の特任教員を派遣してもらう形式をとることで医師を確保し、私立医科大学の分院に近い運営形態で病院を運営しております。また、当センターはICU、HCUを有する三次救急病院であり、医師働き方改革との兼ね合いで困難なことも多いですが、緊急手術にもできる限り対応するように努力しております。
昨年度から中川に代わって久保木が外科部長を引き継ぎ、さらなる発展を目指しておりますので、引き続き皆様のご指導、ご支援をよろしくお願いします。
東千葉メディカルセンター
外科部長 久保木 知