幕張本郷で開業して30年近くになります。賃貸マンションの1階と2階部分を、クリニックに改装してますので、外から見るとあまり医療機関らしい外観に見えないかもしれません。しかし、30年近くやっていますので、近隣の方々の認知度は高いと思います。

開業する前は、千葉大学第一外科（現臓器制御外科学教室）で研修し、当時、宮崎前教授が主宰していた肝胆膵外科の研究室にお世話になりました。当時の医局は消化管、乳腺、甲状腺外科の診療も行っていたため肝胆膵ばかりでなく他の臓器についても、広く勉強させてもらうことができました。

開業してからは外科だけの診療というわけにはいきませんが、外科に関連した領域としては、内視鏡、エコーにより肝胆膵を含む消化器悪性腫瘍の早期発見に力を注いでいます。とはいうものの、未だに膵がんの早期発見は難しいと感じています。急性腹症、腸閉塞、下血などの患者さんも来ますが、手術が必要なときは、周辺の病院の先生方には快く引き受けてくださり、大変感謝しています。

開業当初は、外科だけでなく、整形外科、内科、小児科まで、診ていましたが、医療の専門分化も進み、近隣の病院より外科、整形外科、循環器内科の応援医師をお願いしています。

昨今の新型コロナウイルスの流行では発熱外来、コロナワクチン接種、オンライン診療（電話）等で多忙な日々を過ごしています。

医療法人社団なのはな会 幕張本郷クリニック
院長　神野 弥生