千葉市立青葉病院
千葉市立青葉病院は病床数380床、千葉市の二次救急病院として急性期医療を行っております。我々、外科・消化器外科は、令和4年度より大幅に若返りまして、5人体制(4人の常勤医、プラス1人の外科ローテーター)で頑張っています。
年間手術件数は約450件前後でしたが、近年Covid-19の影響もあり手術件数はやや減少傾向でした。本年度は、外科医の数は1人減りました(6人→5人)が、手術件数は逆に増加しております(若手の外科医が増え、彼らの頑張りが良い刺激となっております)。
当科では、腹腔鏡治療を積極的に行っております。予定手術のみでなく、夜間休日でも腹腔鏡治療が対応可能な体制が維持できております。消化器外科疾患は胃癌、大腸癌などの悪性疾患から鼠径ヘルニア、虫垂炎、胆石症、脾臓疾患、イレウスに対する癒着剥離術など数多くの疾患を腹腔鏡治療の対象としております。
特に大腸切除術、胆嚢摘出術、虫垂切除術に対しましては、整容性に優れたReduced Port Surgery(RPS)・単孔式腹腔鏡下手術を積極的に行っており、当院に来てくれた外科ローテーター達には、この手術手技を習得できるよう積極的に指導しております。
また鼠径ヘルニアに対しては、「ヘルニア専門外来」を開設し、腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TEP、TAPPどちらでも)を標準術式とした治療を専門的に行っております。
今後とも皆様のご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。
千葉市立青葉病院
外科・消化器外科統括部長 清水 康仁