千葉市立青葉病院
千葉市立青葉病院は病床数380床、千葉市の二次救急病院として急性期医療を行っております。我々、外科・消化器外科は、令和6年度は外科医4人体制(3人の常勤医、プラス1人の外科ローテーター)で頑張っております。年間手術件数は約400件前後です。
本年度より、外科医が1人減りました(5人→4人)。
当外科では、腹腔鏡下手術を積極的に行っております。予定手術のみでなく、夜間休日でも腹腔鏡治療が対応可能な体制が維持できております。消化器外科疾患は胃癌、大腸癌などの悪性疾患から鼠径ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、虫垂炎、胆石症、脾臓疾患、腸閉塞に対する癒着剥離術など数多くの疾患を腹腔鏡下手術の対象としております。
特に大腸切除術、胆嚢摘出術、虫垂切除術に対しましては、整容性に優れたReduced Port Surgery(RPS)・単孔式腹腔鏡下手術を積極的に行っており、当院に来てくれた外科ローテーター達に、この手術手技を習得できるよう指導しております。
また鼠径ヘルニアに対しては、「ヘルニア専門外来」を開設し、腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TEP、TAPP)および従来の鼠径部切開法(リヒテンシュタイン法を選択しております)を症例によって選択施行しております。
さらに去年度より、千葉県がん診療連携協力病院(胃がん・大腸がん)に登録されました。胃がん・大腸がんの外科治療のみならず化学療法も含めた、集学的がん治療を積極的に行っております。
小さい外科医局ですので、ご迷惑をおかけいたしますが皆様のご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
千葉市立青葉病院
外科・消化器外科統括部長 清水 康仁