千葉県外科医会Chiba Surgeons Association

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施設紹介Facility

千葉ろうさい病院

千葉ろうさい病院は、京葉工業地帯の勤労者医療を支えるため、昭和40年2月に市原市に開設されました。開院当時は病床数300床、10診療科でのスタートでしたが、その後増床がすすめられ、平成27年6月に現在の新病院が竣工し、病床数400床、診療科数29科を持つ地域医療を支える総合病院として新たに診療を開始しました。その後も機能拡張は進行中で、S-ICU6床、HCU12床を開設し急性期機能の向上を図るとともに、緩和ケア病棟33床を新設し地域がん診療連携拠点病院としての機能も拡充させています。今年度は、消化器外科11名、乳腺外科3名、呼吸器外科4名の3科標榜体制で診療を行っていますが、重症救命科の拡充により外傷手術も充実してきており、心臓血管外科の標榜はありませんが脳外科的治療から血管系治療までその適応の幅を徐々に拡充しているところです。当院では、以前より鏡視下手術を積極的に導入しておりましたが、ロボット支援手術も直腸、結腸手術に導入し昨年度は36例ほどになりました。総手術件数は3科併せて1300件前後で新型コロナ感染症の影響もありましたがここ数年大きな変動はありません。緊急手術件数は年間400件を超えており、今年度も急性期体制充実加算を維持できています。今後も地域医療支援病院として癌治療と救急治療を2本の柱として地域医療に貢献していきたいと考えております。千葉県外科医会の場を利用しご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

千葉ろうさい病院
外科 副院長 草塩 公彦