国保直営総合病院君津中央病院 外科
君津中央病院は医療過疎地域である房総半島内房地区・君津医療圏(木更津市、君津市、富津市、袖ヶ浦市の4市で構成され、対象人口は約33万人)の地域医療を担当する総合病院です。アクアラインの千葉県側の起点である木更津市に位置しており、田舎であるが、アクセスが良く非常に便利な場所にあります。病床数は660床、診療科は40科、医師数は約180人で、地域唯一のがん診療拠点病院であり、3次救急病院でもあります。外科では、外科(消化器外科・乳腺外科)、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科の4つの診療科が設置されています。
令和5年度は11人の常勤医(消化器外科9名、乳腺外科2名)と5名の後期研修医に加え、毎月1~2名の初期研修医がローテートで診療に参加しています。当院外科の特徴は、虫垂炎、鼠径ヘルニア、胆石症など良性疾患から、食道癌、胃癌、大腸癌、肝胆膵領域癌、乳癌などのさまざまな悪性腫瘍、そして消化管穿孔、腹部外傷など、多岐にわたる症例の経験ができることです。初期研修医の応募は非常に多く、現在の採用枠は1学年につき13人(千葉大・自治医大プログラムを含むと18人)となっており、毎年外科を志望する研修医も多数採用され、千葉大学の各外科系教室に多くの研修医が入局しています。また、新専門医制度でも、基幹病院として君津中央病院外科専門研修プログラムが認定されています。
国保直営総合病院君津中央病院 外科
科長 片岡 雅章