日本医科大学千葉北総病院
平素は病診連携にご協力いただき誠にありがとうございます。
当院は2015年に「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受け、安全で質の高いがん診療を提供する努力を続けています。
近年では遺伝診療外来を新設し、がん患者さんの就労支援やご家族を含めたがん相談を積極的に行っており、より安心してがん治療を受けられる環境整備にも力を入れています。その中でも当科は5大がんのうち胃癌、大腸癌、肝臓癌、乳癌の治療を担うがん治療の中心的診療科であり、特に腹腔鏡手術をはじめとする低侵襲手術に力を入れております。現在、各領域において計6名の技術認定医を中心に安全かつ確実な手術を行っており、2021年からは更に精緻な手術が可能となるロボット手術を開始しました。これまでに直腸癌および胃癌手術を計50例以上経験し、今年度から保険適応となった結腸癌、さらに食道癌、肝胆膵領域癌に対するロボット手術の導入も進めております。低侵襲手術を希望される患者さんがいらっしゃいましたら、是非ともご紹介いただけましたら幸いに存じます。
また化学療法、緩和治療の対象となる患者さんまで幅広く受け入れ、ご紹介いただいた先生方と共に「2人の主治医」の体制で診療にあたっております。
また、癌以外の消化器疾患や救急疾患に対しても迅速に対応しております。今後も医局員一同より良い医療の提供に邁進する覚悟でおりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
日本医科大学千葉北総病院 消化器外科
医局長 新井 洋紀