松戸市立総合医療センター
当院は、昭和25年に松戸市小山浅間台で25床の「松戸市国民健康保険病院」として開院、その後昭和42年に「国保松戸市立病院」に改称して松戸市上本郷に移転し、上本郷での診療期間中に増築・増床・診療科増設がなされました。平成29年12月に上本郷から約1.5km離れた松戸市千駄堀に新築移転し、病院名を「松戸市立総合医療センター」に改称し、600床(感染病床8床を含む)、30診療科での新たな診療を始めました。外科スタッフは常勤8名(就職医7名+医局:千葉大学臓器制御外科学からの派遣医師1名)で、地域がん診療拠点病院として、消化管・肝胆膵・乳腺の悪性疾患に対する外科治療を主軸として診療を行っております。日本外科学会指定施設、日本消化器外科学会認定施設となっており、2020年に日本肝胆膵外科学会高度技能専門医修練施設Bに認定されました。高度技能指導医、高度技能専門医が在勤しており、血行再建を伴う高難度術式も行っております。腹腔鏡に力を入れており、消化管悪性腫瘍は勿論、鼡径ヘルニア修復術にも早々と腹腔鏡を取り入れて9年が経過し、日本内視鏡外科学会技術認定医が3名誕生しております。手術室は8室で、同一フロア内にアンギオ室・CT室・ICU16床・救命HCU16床・院内HCU12床を配置し、救急及び重症患者にも対応できるものとなりました。各手術室は、将来への対応を可能とするため、最低でも旧病院の手術室の1.5倍の面積を確保し、手術環境が向上しております。外科診療の専門性を明確にするため、2018年7月より「消化器外科」と「乳腺外科」を標榜しました。今後も各スタッフがスキルアップを目指して精進していく所存ですので、ご指導の程よろしくお願いします。
松戸市立総合医療センター
病院長 尾形 章
外科部長 竹内 男