順天堂大学医学部附属浦安病院
浦安病院 消化器・一般外科では臓器別の診療体制が定着し、上部消化管グループ、下部消化管グループ、肝胆膵外科グループの3チームで診療を行っています。医局員も若手、中堅、ベテランがほぼ同数で、バランスの良い構成となっています。半年ごとにグループメンバーが変わるので、若手は多くの外科疾患の手術を経験することが可能で、消化器外科のオールラウンダーとなっているのを実感できました。2023年より日本専門医機構専門医制度専門研修プログラムとして認定され、専攻生1名が加わりました。また旭中央病院との基幹連携で医局員の交流も開始しました。
2023年の総手術症例は840例で、定時手術が719例、緊急手術が121例でした。6月よりda Vinci Xiが納入され、胃癌、直腸癌、結腸癌、鼠径ヘルニアでロボット支援手術を導入しました。鏡視下手術は565例で、ロボット支援手術が62例とロボット支援手術の比率が増加しました。肝胆膵高難度手術は58例と昨年同様50例を超えました。合併症の少ない安全な手術を目標にしています。今後も医局員一丸となって、入院死亡ゼロを目指して、患者様が安心できる医療を提供したいと思います。
順天堂大学医学部附属浦安病院
消化器・一般外科 教授 石崎 陽一