千葉県済生会習志野病院
当院は船橋済生病院を前身とし、旧国立習志野病院の経営移譲を受け当地に移転し2001年に開院しました。当院の立地条件から患者さんは習志野市の他、船橋市、八千代市、千葉市から受診されます。
当科で上部消化管(食道・胃・小腸)、下部消化管(大腸)、肝胆膵、乳腺、それぞれの領域で、各医師がこれまでの経験から得た知識、技術、判断力を組織として遺憾なく発揮できるような体制構築に努めております。また、消化管穿孔、急性胆嚢炎、虫垂炎などに対する救急対応、腹壁・鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡下手術など外科全般において積極的に取り組んでおります。
また、高齢化社会に伴い75歳以上の手術件数は増加しております。高齢の患者さんでは併存疾患や予備能低下症例が多く、周術期治療に難渋することがしばしばあります。今後も高齢者外科手術症例の増加が予想され、その対応が課題と思われます。
これらの実施においては院内の他科・関連部署との協調が重要と考え鋭意努力しております。そして、近隣のクリニック・病院の先生方との連携を大切にし、地域医療の向上とその維持に貢献できるよう継続努力をしていく所存であります。
皆様、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
千葉県済生会習志野病院外科
外科部長 岡屋 智久