千葉県外科医会Chiba Surgeons Association

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施設紹介Facility

船橋市立医療センター

船橋市立医療センターは現在449床で、人口約110万人の東葛南部地域における三次救急病院として急性期医療を行っており、また、地域がん診療連携拠点病院としての役割を担っています。
外科は、消化器外科15名、心臓血管外科5名、呼吸器外科3名、乳腺外科6名のスタッフ(専攻医を含む)で臨床を行っており、初期臨床研修医に対する教育や外科専門医プログラムによる基幹、連携病院として専攻医に対する教育を行っております。年間手術数は、消化器外科 660例、心臓血管外科 300 例、呼吸器外科 200例、乳腺外科 400例前後で推移しております。各科とも低侵襲術が行われております。消化器外科では、胃癌、直腸癌、膵腫瘍に対するロボット手術を行っており、食道癌に対する胸腔鏡下手術も行っています。全手術数に対する低侵襲手術の割合も、55%(2022年)から65%(2023年)と増加し、今後ますます低侵襲手術の割合が増加していくものと思われます。内視鏡外科学会技術認定も5名になり、今後ますます安全に配慮した手術を行っていきたいと思います。心臓外科はMICS、ステントグラフトを積極的に導入しております。呼吸器外科は適応のある肺癌、縦郭腫瘍は、可能な限り単孔式で行っております。乳腺外科では、細胞診と組織診を併用した術中断端診断を用い、整容性と根治性を両立した温存療法を行っています。コロナ禍で少し伸び悩んでいた乳房再建症例も徐々に増えてきています。
当院は昭和58年に開院以来、設備の老朽化と診療部門の狭隘化が進んでいます。そのため、4年後の新病院開院にむけ、病院をあげて準備をすすめています。
今後さらに地域中核病院としての機能拡大を図り、高度医療の推進および若手外科医修練の充実を図ってまいります。今後とも、よろしくお願い致します。

船橋市立医療センター
外科・消化器外科 部長 夏目 俊之