地方独立行政法人さんむ医療センター
当院は山武市の地域医療の中核を担っており、「地域がん診療病院」にも選定されています。外科の人員は9名で、内2名は千葉大学食道胃腸外科、東邦大学大橋病院外科から派遣していただいています。2024年6月に新病院が完成し、9月開院となります。
当科では、消化器癌を中心に年間約450件の手術を行っています。特に鏡視下手術には力を入れており、食道癌・胃癌・大腸癌は鏡視下手術がfirst choiceとなっています。下部直腸癌に対する腹腔鏡下ISRや、食道癌に対するVATSなど、高い技術を要する鏡視下手術も行っています。肝胆膵癌に対する手術(肝切除・膵頭十二指腸切除)は開腹となりますが、安全に根治を目指した手術を行っています。また、消化器癌に対する化学療法も外科が担当しており、年間約900件の治療を行っています。
良性疾患の治療も低侵襲化に努めており、総胆管結石症対する腹腔鏡下総胆管結石切石術などを導入し、良性疾患の治療も低侵襲化に努めております。また、深部痔瘻や直腸脱など、一般外科では敬遠されがちな肛門疾患の治療も、専門医を中心に多数行っています。
今後も地域住民が安心して受診できる病院であり続けるため、医局員一同努力していきたいと思いますで、御支援のほどよろしくお願い致します。
地方独立行政法人さんむ医療センター
外科 診療部長 太田 義人